Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

カードは届かず(シドニー53日目)

今日の昼食


論文改訂作業も大詰め。昨日の作業の過程で新たに借り出さねばならない本が出てきたので、二日連続でFisher Libraryへ。昨日より少し雲が多いが、それでも今日も気持ちの良い晴天。3冊借り出す。

4度目の利用ということで慣れてきたせいもあるが、かなり使い勝手のよい図書館だな、という印象を強くしている。ただ、広大なワンフロアにトイレが一か所しかなく、しかも便器の数がもともと少ない上に、やたら不具合(out of order)なのはいただけない。

午後からATP Campusの研究室へ。昼食はチキン・シュニッツェルのラップ・サンドを選択する。うまい。配達物が届くとすれば午前中のはずなのだが、新しいクレジット・カードは届いていなかった。配達が明日以降になる可能性が高くなったので、事務スタッフのBartに相談する。彼はSchool of Economicsの事務スタッフなのだが、ATP Campusで勤務するのは月〜水のみで、木金は本部のCamperdown/Darlington Campusで勤務するというシフトなのだ。明日・明後日に配達された場合、誰が受け取ってくれるのか? そうしたら、4階のメールボックス(Biomedical Buildingのすべての郵便物がいったん集められる)を教えてくれたうえ、事情を他のSchoolの事務スタッフに話して、「もしカードが届いたら2階の彼の部屋に持って行ってあげて欲しい」と僕に代わってお願いしてくれた。またしても彼に助けてもらった。こういうふうに僕の研究環境をいつでも全面的にサポートしてくれる。事務スタッフの鑑だな。一昨日たまたまRedfern駅まで話しながら一緒に歩いたのだけれど、彼は人間としてもかなりのnice guyだという印象を強くした。イギリス人らしい。結局、19時を過ぎてからVISAのスタッフからお詫びの電話が研究室にかかってきた。宅配便の運転手がATPの中で迷ってしまい、たどり着けなかったらしい。一昨日僕が伝えた住所は正確だったし、実際、AbeBooksで注文した本はその住所で届いているのだけれど、変だなぁ。まぁ、仕方ない。「明日こそ届くと思いますので」とのこと。

そして、仕事のほうだが、ほぼ一か月を費やした論文改訂作業がようやく一段落した。脱稿である。講義負担を免除されて朝から晩まで集中的に取り組める環境なのに(実際日曜日以外毎日研究室で頑張ったのに)、それでもほぼ一か月を要した。それでいて増えた分量は2,000 wordsほど。論理の組み換えをしていたので単純に字数だけの問題ではないが、そうだとしても自分の英語でのライティング能力の低さはあまりに情けない。とりあえず書くのだけれど、一日寝かせてから翌日クリアな頭で読み返すと、文法的には正しくても不自然な臭いがぷんぷんする英文が目の前にある。そこで、もっと自然な(かつ自分の書きたい内容に即した)言い回しにするにはどうすればよいか、と考える。試行錯誤の繰り返し。そこで時間を食ってしまった。日本語で書く時にも同じプロセスを経るが、英語で書くとやたらと時間がかかる。そのぶん、英語で書く能力はこの一か月間だけでもずいぶん向上した気がするが、何せもともとが低いのであまり喜べない。ともあれ、まぁまぁ納得できる英語に仕上がったので、Matthew、Rodさん、Pullen先生にファイルをメールで送って、コメントを請うことにした。コメントを頂戴して、再度書き直して、それをマンチェスターで報告して、それから投稿することになるかな。投稿先はMatthewの勧めてくれた某ジャーナルにほぼ決めた。今度こそアクセプトされたい。

今日再発行クレカが届けば、明日は休みにするつもりだったのだが、届くのが明日以降になった。研究室の住所宛てに送ってもらうようにしているので、明日も行かねばならない。とりあえず、論文からはしばらく離れることにしよう。さすがに疲れた。今月は働き過ぎた。