Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

再びプールへ&論文投稿(シドニー113日目)

ハーバー・ブリッジとオペラ・ハウス


昼前まで睡眠を堪能する。しかも昨晩からノンストップ。二度寝なし。たまにはこういう日も必要なのだ。朝食と兼用の昼食をNewtownのカフェBean Round Townでいただく。ここは妻子と義母がシドニーに来てくれた時に最初に入ったカフェだ。とてもおいしかった記憶がある。ラテとチキンシュニッツェルのホットサンドを注文する。美味。満足。チキンシュニッツェルは、オーストラリアでとても人気のある、メジャーなメニューの一つだ。日本における鳥の唐揚げのようなものかな。

全身のこりをやわらげるべく、木曜日に引き続いて、今日もプールで泳ぐつもりで準備してきた。ところが、Newtownから電車に乗って、RedfernでMilsons Pointへ向かう路線に乗り換えようとしたら、今日はその路線が保線工事のために運休であると知らされる。一瞬、どうしようかと迷ったが、Cicular Quayまで電車で行って、そこからフェリーに乗り換えてMilsons Pointへ行けることを思い出したので、計画は変更せず。

朝から曇り空であることが影響しているのか、シドニーの観光拠点Cicular Quayはいつになく人が少ない。先週の日曜日はごったがえしていたwharfも、今日はご覧の通りで、かなりすいている。

Milsons Pointのwharfに隣接する遊園地Luna Parkを一瞬覗いてみたが(入場無料なので)、こちらも日曜日にしてはかなり客が少ない。さびしく感じるくらいだ。

少し曇るだけで、こんなにお客が減ってしまうのか? それとも、他にも原因があるのか? 真相は不明だ。プールでは1時間半みっちり泳ぐ。今日も1レーン貸し切り状態であった。ああ、気持ち良かった。

泳いだ後の予定を何も考えていなかったので、とりあえず、Cicular Quayまでフェリーで戻り、The Rocks界隈をあてもなくぶらぶら散歩することにした。

人がいつもより少ないせいか、カモメの存在感がやけに増している。

さしたる目的なしにロックス・マーケットを歩いていると、やはり誘惑に負けてしまう。プールの後だったので、とてもおいしかったけれど。

昨日のエントリーで「はやる気持ちを抑えて」と書いたばかりだが、二度の食事の時間に英語論文を見直していて(休日にするつもりが持参してしまった)、気持ちが変わってしまった。ほぼ朝令暮改だが、「決めた! 今日のうちに投稿してしまおう!」という気持ちになった。もっとも、衝動的にそうしたわけでなく、プールで泳ぎながら、「論文をどうしようか・・・」とぼんやり考えていた。当初はマンチェスターでの学会報告で得られるはずのコメントを反映させて更なる改訂をほどこす予定だったが、投稿時期を遅らせることのデメリットに気づき、また、食事中に論文を見直していて、「今の自分の実力ではこれ以上の改訂は無理だな」と痛切に感じた。

善は急げ。思い立ったが吉日。Cicular QuayからRedfernへ直行し、研究室へ。投稿のための作業を行い、19時過ぎに(前々から決めていた)某ジャーネルへメールで投稿をすませる。実にタイミングよく数分後には編集担当者から投稿受理の返信メールが届いた。在外研究におけるいちばんの大仕事はこんなふうにあっけなく(ひとまず)終わった。査読結果が届くのは帰国後ということになる。

Matthew、Rodさん、Pullen先生から受けた巨大な学恩に報いるためにも、今度こそ査読をクリアし、掲載へと漕ぎつけたいところである。

帰国までちょうど残り一か月。