Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

14・15・16期合同ゼミ合宿@神戸セミナーハウス

恒例の冬合宿を行った。恒例と言っても、今回の冬合宿の実施は困難きわまるものだった。様々な不都合が一気に重なってしまったのだ。

まず、ここ数年冬合宿に利用してきた飛鳥文化研究所が「工事のため休館」(2016年12月1日〜2017年1月22日)ということで利用できない。なぜわざわざ合宿の必要性が高そうな時期に工事をするのか、まったく解せないのだが、文句を言ったところで開館してもらえるわけでもない。*1代わりの合宿所を探さねばならない。3学年合同で合宿を行おうとすれば、学生だけで17+18+17=52名になる。それだけの人数を収容できる本学の宿泊施設は飛鳥以外だと高槻高岳館しかないが、22時消灯など利用規定があまりに厳しいのでパス。2学年であれば六甲山荘でも収容できるのだが、ゼミ生に相談してみたところ、やはり3学年一緒にやりたいという意見が強く、六甲も諦める。そうなると学外の宿泊施設を利用する以外になく、距離と値段を考えると、例年夏合宿に利用してきた神戸セミナーハウスが利用可能な唯一の選択肢であろう。かなりの山奥にあり、冬場の寒さが明らかだったので、これまで夏にしか利用してこなかったが、そんなことは言っていられない。西日本インカレ本選が12月18日にあるため、それ以前に合宿を行うことが不可能で、日程調整の面でも大いに苦労した。結局「12月20・21日@神戸セミナーハウス」が唯一の残された選択肢となった。

通例、3回生に合宿幹事をやってもらうのだが、11月27日(インカレ予選)まではインカレに集中しているため合宿準備どころではなく、予選の結果が判明した後、本選へ進めなかったチームから4名の幹事を出してもらい、超特急で準備を進めてもらった。無理なお願いを聞いてくれた幹事のABさん、MTMTさん、OZK君、KK君には非常に感謝している。本当に助かった。どうもありがとう。段取り力、抜群でした。

一昨年、昨年と冬合宿の時点でまだ卒論を書き終えていない4回生が何名かおり、本当に生き地獄のような年末になってしまったので、今年はそれだけはどうしても避けたかった。19日の21時45分までかかってしまったが、4回生(14期生)17名全員が卒論を書き終えて合宿に参加できたので、自分としては(肉体的には疲労困憊していたが)精神的にはだいぶ楽だった。

合宿の主たるメニューは16期生のディベートと15期生のインカレ振り返り。チームさぽ〜ねには本選と同じプレゼンを披露してもらった。14期生には卒論報告(NBHR君)と宴会の仕切り(INI君、HSI君、AOIさん、IZMさん)をお願いした。INI君の宴会部長ぶりは僕の想像をはるかに超えており、時に戦慄すら走った。コスプレまで登場するとは・・・。

冬の神戸セミナーハウスは夏と比べるとやはり少し厳しいものがあった。もともと山奥にあり、下界よりも寒いうえ、建物もそれなりに古いので、どれだけエアコンを動かしても床の冷えが解消されないのである。また、寝室(ロッジ)と浴場が離れているので、冬場はその間のわずかな移動だけでも体をけっこう冷やしてしまう。

まったく問題なしではなかったが、事故なく終えられたので、それだけで今回は満足しておこう。

合宿の最中に身重の妻から体調を大きく崩したとの連絡が入る。症状を聞くと、とても娘と2人だけで放っておける状態でなかったので、明日の授業の休講を急遽決めて、教務センターにメールで連絡する。大学で最低限の荷物をピックアップして、京都の自宅へ戻る。明日大学で仕事を進められないのは、授業の進度以外でも非常に厳しいものがあったのだが、家族のほうが大事だ。仕方がない。

*1:工事をするなら1月下旬(秋学期末試験)〜2月上旬(一般入試)にやって欲しかった。