Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

「経済学説史1」採点結果

「経済学説史1」の採点をようやく終えた。8月2日から10日まで沖縄に滞在していた関係で、採点に使える物理的な時間が少なく焦ったが、成績入力締切に間に合いほっとした。こんな結果になった。ほぼ例年通りの数字である。

履修者365 / 受験者332 / 秀15 / 優45 / 良77 / 可172 / 不可23 (受験者の合格率93.0%)

ただ、本当のことを書くと、例年の数字に合わせるためにかなり甘めに採点した。千里山に勤務し始めたばかりの20年前の自分であれば、今回の可はすべて不可となり、今回の良がようやく可となるはずだ。*1今回の可には、勉強の痕跡が何とか見られるものの、日本語がひどくて何を言っているのかがきわめてわかりづらいものも、かなり高い割合で含まれている。ここ数年、千里山の学生の日本語作文力は著しく低下している。知識の有無以前に日本語が破たんしている。もしかしてこれは政治家が話す日本語の破綻傾向が高まっていることの反映なのだろうか。

ちなみに、2017年度・2016年度・2014年度の「経済学説史1」の結果はそれぞれこんな感じ。(2015年度は在外研究のために担当せず。)

履修者324 / 受験者304 / 秀7 / 優38 / 良105 / 可142 / 不可12 (受験者の合格率96.0%)

履修者204 / 受験者195 / 秀6 / 優28 / 良59 / 可98 / 不可4 (受験者の合格率97.9%)

履修者218 / 受験者197 / 秀15 / 優24 / 良40 / 可105 / 不可13(受験者の合格率93.4%)

*1:その場合、今回の受験者の合格率は41.3%になる。1999年度「経済学説史」の合格率は確か42.8%だったはずで、ほぼ一致する。