Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

学芸会とディベート大会

ディベート大会


最近の多忙な毎日のつけがこんな形で出てしまうとは・・・。

今日はここ数年の2回生ゼミの恒例行事となっているディベート大会である。教室確保の関係から、日程は早々と春の時点で決まっていた。ところが困ったことに、娘の通う幼稚園の学芸会(生活発表会)の日程が後から重なった。学芸会は12時まで。年長組の娘はお芝居に加えてプログラムの最後に合奏を披露するので、早退は厳しい。ディベート大会は13時から。幼稚園のある岡崎界隈から関大までを1時間で移動するのは不可能なので、結局、他の先生とゼミ生からの理解を得て遅刻を許してもらうことで、最後まで学芸会を見ることができた。

学芸会終了後、タクシーをつかまえて阪急河原町駅へ。12時半発の特急に乗ることができ、13時の開会式には間に合わなかったものの、13時半の試合開始には何とかギリギリ間に合った。

今年のディベート大会には、関大と関学から合計6ゼミ、22チームが出場した。第1試合は「就活自由化の是非」という論題で同じ千里山の国際部のFRKWゼミ(全員が留学生)と、第2試合は「金融教育の義務教育化の是非」で関学OKMRゼミと、第3試合は「ヘイトスピーチの法的規制の是非」で同じ千里山の経済学部のMTNSゼミと対戦した。結果は、第1試合が5対5の同点ながら得点差(46対33)で勝利、第2試合が1対10で敗戦、第3試合が11対2で勝利、であった。学生の成長が何よりも重要なので、勝敗にはあまりこだわっていないが、それでも、ここ数年負け続けていたMTNSゼミに久しぶりに勝てたことは、素直にうれしい。この第3試合ではゼミ長のTNK君がベストディベータ―表彰も受けた。強化合宿の効果が出た気がする。ただ、勝ち負け以上に鮮烈な印象を僕の心に残したのは、FRKWゼミの留学生たちの日本語運用能力の達者さである。単に流暢なだけではなく、論理的に相手を説得できる、しっかりとした日本語を話せている。全員が1回生と聞いて、さらに驚いた。

18時前に大会は終了したが、片付けるべき仕事が山積みなので、21時過ぎまで研究室で残業する。22時半過ぎに帰宅し、食事とお風呂をすませ、ようやく学芸会での娘の雄姿を収めた動画を編集しようとしたところ、悲劇が発覚した。

音が録れていない・・・(泣)。

なぜこんなことになってしまったのかと言うと、1週間ほど前に今回の学芸会のために新しいビデオカメラを通販で買ったのだ。使い慣れた1台目のほうは、前もってTNK君に預け、遅刻の可能性の高かった第1試合の録画をお願いしていた。そのため、学芸会用に2台目が必要になった。ところが、最近あまりに多忙であり、ビデオカメラを箱から出して動作確認したのは前日(金曜日)の朝という有様。ドタバタしていたので外付けマイク用の電池のセロファンを取るのを忘れていた。マイクの電源スイッチをオンにしても、マイクはオフのままで、音が録れていなかった。

娘にも、娘の動画を楽しみにしている母と義母にも、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。もう少し気持ちに余裕があれば、気付けた&防げたミスかもしれない。本当にがっかりだ。悔やまれる。結局すべて自分が悪いわけだが。