2・3・4・5限と大学院の補講を行う。
今学期の大学院の授業は金2と金3(ただし研究推進部の会議との兼ね合いで変則的に14時~15時半)で、金2で高哲男『アダム・スミス』を、金3でジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』を輪読している。金2の受講生は1名、金3は2名なので、受講生が風邪等で欠席すると、受講生不在で授業を進めるわけにいかず、自動的に休講にせざるをえない。実際、今学期はそうした欠席が多く、輪読が予定通りに進まなかった。テキストを読了しないまま授業を終えるわけにはいかないので、今日、補講を集中的に行なった次第である。『アメリカ大都市の死と生』のほうは何とか読了することができたが、『アダム・スミス』のほうはまだ残っており、少し先になるが2月20日にもう1回補講を行う予定である。
授業終了後、ぼんくら@千里山にて院生たちと今学期の慰労会を催す。
昨年11月13日の日記*1にも書いたように、勢い余ってダメもとで某トップジャーナルに投稿した。今朝、その審査結果が届いた。結果は見事にリジェクト。人生は酸っぱい。ただし、拙稿をimproveするための詳細なコメントをレフェリーから頂戴できたことは大きな収穫だ。こういう表に出ない仕事を自分の研究時間を削って丁寧にやってくださった匿名レフェリー2名に対しては、感謝の気持ちでいっぱいである。
役職業務の合間のこま切れの時間を利用して書いた論文はどうしても論理の密度が弱くなるようだ。3年前にErasmus Journalに載った論文の場合、その大部分は2015年の在外研究の潤沢な時間を利用して書いたものであり、今とは研究環境がまったく異なる。やはり重い行政職と研究生活の両立は無理なのか。
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