Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

不幸は重なる

昨日の日記に「健康面の復調を感じる。睡眠の質が良くなってきた。目覚めが違う。日中に感じる眠気も薄らいできた」と書いたばかりである。決して油断したわけではないのだが、今朝(わけあって京阪ではなく阪急に乗って通勤)は眠気がやや強く、車中でうとうと。そして、関大前駅に到着して気づいた。「回数券(河原町~関大前:400円×11回)がない!」 またまた紛失してしまったようだ(少なくとも今日の時点では未発見)。おそらくまだ6-7回分(2500円分くらい)は残っていたように思う。2週間で3回もの紛失物って、あまりにもハイペースすぎるだろう。最近の僕はどうもちょっとおかしい(自己嫌悪寸前)。労働過多なのは間違いなく、そのせいで頭がまともに動かない時間帯が頻繁に訪れるので、SNSの利用を一時休止する決断をしたわけだが、やはりそんなに急にプラスの効果は出ないものだな。

2限、大学院(英書)。

3限、20期(3回生)ゼミ。ビブリオバトル(2回目)。残り9名のおすすめ本は以下のとおり。ヴァライエティ豊かなラインナップとなった。

投票の結果、IUCくんのプレゼンしたこの本が2回目のチャンプ本に選ばれた。これは6月10日・17日のゼミのテキストとして使用される。

10年後、君に仕事はあるのか? (ちくま文庫)

10年後、君に仕事はあるのか? (ちくま文庫)

5限、経済学説史。経済学の歴史(『国富論』から数えると約250年)を概観する。そして、まさか今日が当面の間の最後の対面授業になろうとは・・・。

昨日の大阪府知事からの要請を受けて、今日本務校では当面の間(とりあえず5月5日まで)対面授業を基本的にとりやめにして遠隔授業へ移行することを急遽決定した。明日・明後日の2日間が移行のための準備期間(休講)にあたり、来週月曜日から遠隔授業が始まる。正直、かなりショックである。大学院では対面形式と(要配慮学生のための)遠隔形式との両立に大いに苦労し、ようやく昨日着地点を見つけたばかりである。最初から遠隔オンリーであったなら、こんな面倒なことにならなかった。学部1回生の授業(ワークショップ)では、今年度から新カリキュラムが導入され、それに伴って基本メニューも変更されたので、一昨年までの授業内容を組み入れるのにかなり試行錯誤し、ようやく数日前に着地点を見つけたばかりである。さらに、対面授業を前提として決定し発注した教科書が数日前に生協書籍店に入荷されたばかりである。そして、僕をはじめとする教員以上に気の毒なのが、普通の学生生活をなかなか送らせてもらいない学生たちである。

授業の形式が変わればそれに伴って内容も変えざるをえないので、そんなにパッパと切り替えられるものではない。こつこつと積み上げてきた積み木が次々と壊されていくようで、徒労感が巨大である。この徒労感のために、近いうちにまた何か大切なものを通勤電車内に紛失しそうで、早くも戦々恐々としている。まったくもう本当に勘弁してほしい。

こんな中で救われるのは、20期生(3回生)がコロナ禍による厳しい制約の中でも着実に成長を続けてくれていることである。仲の良さが馴れ合いにならず、お互いに刺激し高めあう関係になっているのも素晴らしい。今日のゼミの最後に、21期生募集用Instagramのための集合写真を撮った。20期生18名全員の素顔(マスクなし)が記録されたのは、18名の顔ぶれが決まってから10か月もの時間が経過した今日が初めてのことなのである。飲み会も合宿も遠征もまだ一度もできていない。

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【9030】