先週に引き続き、「ステュアート、スミス、マルサスと《需要定義問題》」という表題の研究報告をさせていただく
本番(経済学史学会全国大会)前最後の予行演習。しかも本番当日に司会を務めていただくT本先生の面前。「これで大丈夫だ」との安心感を得られるようなオーディエンスの好反応を期待していたが、そうそううまく話は進まない。
これまで4回(経済学方法論フォーラム、京阪経済研究会、科研「啓蒙と経済学」研究会、近代思想研究会)もの下報告を行い、改訂を繰り返して、今回が5回目であるのに、依然として不十分な論理や曖昧な叙述が残っていることを指摘され、一本の論文を仕上げることの難しさを改めて痛感させられる。H松さんの鋭い指摘には特に感謝している。
「スミス自然価格論の論理と方法」→「ステュアート、スミス、マルサスと《需要定義論争》」→「ステュアート、スミス、マルサスと《需要定義問題》」と変遷してきたこの論文のタイトルも、さらなる変更を迫られそうだ。経済学方法論史の論文なのか、マルサス経済学の形成史の論文なのか、よくわからない曖昧なタイトルだと指摘される。
さて、どう変更すればよいのか・・・。
「マルサスにおける経済学の形成――アダム・スミスとジェイムズ・ステュアートの《有効需要》概念に着目して――」はどうだろうか?
凡庸すぎるし、美的にもイマイチ。悩ましい。
懇親会。今後の人生についていろいろと考えさせられる。O田さん、U宮さん、たくさんのsuggestionsをありがとうございます。
諸般の事情により、今日の筋トレは休止。