過去の日記を調べてみたら、この学会の大会に最後に足を運んだのは2004年のことで、今回が15年ぶりの参加になるようだ。研究報告3本&シンポジウムにフル参加したが、away感が半端ない。知らない人ばかり。そりゃ、そうだわな。15年もご無沙汰していたわけだから。シンポジウムには今年で御年100歳になられる西洋社会思想史研究の重鎮・水田洋先生が登壇された。これは歴史的事件と言ってよいだろう。
この学会の最大の特徴(売り)の1つとして、18世紀に関係する何らかのパフォーマンスがプログラムに含まれることが挙げられる。今回の大会では、水村さおりさん(中京大学准教授)によるピアノ・コンサートがそれに当たる。演奏されたラヴェル「ケープランの墓」に僕は完全にノックアウトされた。これ、ほとんどハードロックじゃないですか。激しいベースラインにドラマーとしては反応せずにはいられない。
懇親会のほうも充実。開催校が二次会まで用意してくれていたことに驚く。これまでまったく交流のなかった比較的同世代の人文系(独文、仏文、芸術学)の研究者と懇意になれたことは大きな収穫。しかし明日の自分の報告がしょぼくてはすべて台無し。がんばろう。