例によって忙しい金曜日。
2限、大学院。『国富論』の自然価格論について。3・4限の大学院は唯一の正規受講者F君が体調不良により急遽欠席したために休講を余儀なくされる。その時間を不十分なままだった5限の英語演習の予習の続きに充てる。
5限の英語演習は、今日から対話型アート鑑賞に入ることにしたが、4回目にしてようやく全受講生が積極的に口を開いて英語を話すようになってきた。作業内容を口頭で伝えるだけでなく逐一パワポにも投影し、ややハイレベルな単語については別のやさしい単語に言い換えるなどして、異なるレベルの学生にもできるだけ全方位的に対応するように努めているが、そうした試行錯誤がようやく具体的に結実してきたということか。6, 7時間かけて準備した授業が90分で終わってしまうのは正直もったいなく思うが、こればかりは仕方がない。授業準備をもっと要領良く進められるように精進するしかないな。
明日・明後日は社会思想史学会@甲南大。京都の自宅から通えなくはない距離だが、2日連続となると体力的にやや厳しく、月曜日に3コマ授業を抱えていることもあり、体力温存を最優先して、三宮のホテルに宿泊する。宿泊を伴う出張が認められない距離なので、今回は研究費を充当できず、完全に自腹となる。
【12027】