Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

和久利誓一『ロシヤ語四週間』

ロシア語の集中特訓を開始したのが1月18日なので、そろそろ2か月になる。ほぼ毎日3時間以上の勉強時間を何とか確保してきたが、新学期が近づき、いくつかの論文の締切の足音も聞こえてくるようになり、昨日くらいから勉強時間の確保が難しくなってきた。まことに残念だが、現状では趣味の域を出ない実力でしかないので、仕方あるまい。自分なりに頑張ってきたつもりの2か月だったが、むしろ通常の業務をこなしながら研究対象・手法を発展させることの難しさを実感させられたような。イギリス経済思想史研究者が対外的にロシア経済思想史研究者を名乗れるようになるまでには、もうしばらくの時間を要しそうである。

4回繰り返した『ゼロから始めるロシア語』だが、入門書ならではの単語の少なさがそろそろネックになってきて、これ以上どんなに繰り返しても語彙力アップにつながらないので、いったん卒業することにした。次のステップのための教科書として、いったん『NHK出版 これならわかる ロシア語文法 入門から上級まで』を読み始めたものの、分厚くて毎日の持ち運びに不便であるという難点が発覚した。そこで、名独習書として評判の高いこれを昨日から読み始めた。*1

ロシヤ語四週間

ロシヤ語四週間

1961(昭和36)年初版なので、今年で何と還暦である。さすがに例文は古い(ソ連時代の臭いがプンプン)が、それ以外は「さすが長年読み継がれてきただけある!」と唸ってしまうほどの素晴らしい内容である。簡潔だが要領を得た解説は「目からウロコ」のオンパレード。登場する単語の半分くらいをすでに『ゼロから始めるロシア語』で学んでいるので、その次のステップの教科書としても段階的にちょうどいい感じ。一気に読み終えてしまいたいのが本音だが、それはもうさすがに許されない状況。新学期の準備と論文の執筆を優先させねばならない。

今日は終日、英語論文の改訂作業に勤しむ。あっと言う間に10時間が経過してしまう(もちろん未完)。2か月間以上、英語からほぼ完全に離れていたが、いざ書き始めるとすぐに勘が戻ってきて、さほど苦労なく英語で書き進めることができた。慣れは大きいね。

今日のロシア語の勉強は通勤電車(往路)と帰宅後の30分ほど。2時間弱くらいか。まったくやらないよりましかな。2日で『ロシヤ語四週間』の5日分。1日もはやく英語なみにロシア語を使いこなしたい&中国語のほうももっと勉強したいのだけれど…

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*1:好んで視聴しているYouTubeチャンネル「セルダリーク」のパーソナリティーの1人・ふきちゃんのおすすめである。https://www.youtube.com/watch?v=e1anwlJupkE