今日は母の誕生日。節目の80歳ということで、朝一で実家に電話をかけ、祝いの言葉を伝える。僕は母が25歳の時の子どもなので、僕の年齢の母親にしてはかなり若いほうになるはずだが、それでも最近は老化で思うように体を動かせないことも増え、それを愚痴ることも多くなりつつある。そんな母も今朝孫二人からの「誕生日おめでとう」電話には素直に喜んでいた。孫のパワーは絶大である。父が早く亡くなった分、母にはまだまだ元気でいて欲しい。
電話した際に、実家の犬二匹のうちの一匹が先日亡くなったことを知らされた。母の年齢的に、もう新しい犬を飼うことは難しく、かつて二桁いた犬たち*1も老いのためにここ数年で一匹、また一匹と亡くなり、この年末年始に帰省した時には二匹まで減っていた。母は僕が生まれる前からずっと犬を飼い続けており、犬との生活は55年を超える。家族同様の存在であるし、しかも一人暮らしなので、寂しさがひとしお身にしみているはず。
午前、修士論文の口頭試問。2本で主査を、1本で副査を務める。たいへん疲れた。他の先生が指導された学生のすぐれた修論を副査として読むと、おのれの指導力の低さに凹むばかりである。結局審査されているのは学生以上に指導教員なのだ。でも同僚の先生との間にはこの種の緊張感があったほうが絶対にいいと思う。
午後、経済学史教科書三校ゲラのチェック。HETSAの友人研究者David Gilchristさんから届いた相談メールに返信する。HSMTさんとの共同論文に関する作業も進める。天六のマッサージを経由して帰宅する。休肝日とする。
【9400】