Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

Honesty is the best policy.

午前中は大学院の補講。ラスキン胡麻と百合」読了。これにて2016年度の全授業を終える。午後は17時まで入試業務。解放後、20時まで研究室で残業。新ゼミ生の募集要項の執筆。

帰宅後、「経済学説史2」の期末試験の採点を開始する。去年と同じレポート課題(テキスト『保守的自由主義の可能性』の任意の章の要約と感想)なので、去年との比較ができる。まだ全体の5分の1くらいしか採点していないが、今日採点した範囲内で言えば、今年の答案のほうが数段できが良い印象だ。そもそもネットからのコピペ答案が(今のところ)ゼロなのが嬉しいし、さらに、テキストに書かれている内容に賛成であれ反対であれ、自分の意見を借り物でない自分の言葉で表現しようと汗を流した学生の比率が去年よりもはるかに高くなっている気配だ。たとえ未熟な内容であっても魂のこもった文章は、読んでいてさすがに気持ち良い。「経済学説史」の期末試験の形式を論述からレポートへ変更したのは2010年度だが、最初の数年はネットからのコピペ答案の続出に頭を悩ませたものの、7年かかってようやく"Honesty is the best policy."という考え方が受講生に浸透してくれたのだろう。

バーク本の序説の執筆は残念ながら今日も進められず。明日は4日に出勤する分の代休となる。