昨日から今日にかけて1泊2日の日程で、神戸セミナーハウスにてゼミ合宿を行った。この時期の合宿は夏の恒例行事なのだが、招集をかけたのは学年としては17期(3回生)と18期(2回生)だけで、クラスとして解散している16期(4回生)は個人単位での完全自由参加とした。また、未成年(2回生)を含んでいること、病み上がりの僕自身の体調管理、幹事の負担の軽減を考慮して、全員を一室に集めての宴会をなしとした。飲みたい人は飲んでもらってかまわないが、あくまで個別に飲むこととし、他人に強要しないよう求めた。要するに、同調圧力やノリの良し悪しといった要素を極力薄め、話したい人と自分の気持ちの良いペースで話せることを重視したわけである。
結論から書けば、この判断はとても良かったように思う。2か月も前に日程を連絡していたにもかかわらず、18期から5名(うち1名は認定留学中)も欠席が出てしまったのはいただけないが、それを除けば勉強と懇親というゼミ合宿本来の目的は大いに達成できたような気がする。
17期にはこの秋に参加予定のプレゼン大会(ヴェリタス杯)の中間報告を見せてもらった。ちょっとこだわり不足か。内容が薄い。もっと粘着質にリサーチを進めて欲しい。18期にとっては、今回がゼミ活動としての最初の一歩にあたるので、自己紹介スピーチ第2弾(私の好きなもの)に加えて、来年の今頃を見越して、3つのチームに分けてインタビューの練習をしてもらった。18期として初めてのグループワークだったと思うが、なかなかよくできていた。まもなく始まる秋学期のゼミが楽しみだ。16期生からの参加は2名だったが、2名には卒論の中間報告をやってもらった。これも18期生にとっての来年の今頃を見越してのことである。重すぎず軽すぎず、ちょうど良い感じの充実したメニューだったのではないか。
夕食のBBQがなかなかおいしかった。質量ともに満足できた。ゼミ生たちの反応も上々だった。何名かは宿舎の浴場を利用せず、さほど遠くない有馬温泉につかってきたようだ。幹事がスケジュールをゆるめに組んでくれていたおかげで、こういうことも可能になった。*1
ゼミのモットーとして「学生主体」を掲げているわけだから、ゼミ活動の活性化につながることであれば、失敗を恐れず何でも自由に主体的にチャレンジしてもらいたい。そのためには、ノリの強要や同調圧力から解放されていることがとても重要だ。「学生主体」と委縮は背反事象である。大人数でゲームをして敗者に罰ゲームをさせて無理やり盛り上げるような宴会を含む合宿は、これからもう要らないように思う。
今回の合宿は気持ちよかった。そして、どこか懐かしかった。何となく1〜4期生の頃の合宿の雰囲気を思い出した。ゼミとして原点回帰すべき時期なのかもしれない。
有能な幹事NKMR君とISMT君に今回は大いに助けられた。ゼミ生の出欠の返事が遅延したり二転三転したりして外から見えない苦労が多かったように思う。本当に感謝している。
*1:今回僕は体調の都合でお風呂に入れなかったので有馬には行かなかった。2006年8月の4期・5期合同ゼミ合宿@神戸セミナーハウスでは、合宿終了後、みんなで有馬温泉へつかりに行った。http://d.hatena.ne.jp/nakcazawa/20060808 それ以来である。