Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

大学院入試&同窓会

土曜日だが、大学院入試のために出勤。終日、担当を割り当てられた仕事を粛々とこなす。新型コロナウィルス感染拡大という状況を受けて、教員・受験生全員がマスク着用を義務付けられる。夜は梅田で番外編ゼミ1期生との同窓会。

番外編ゼミとは、2001年度と2003-5年度の2期間にわたって、正規のゼミとは別に行っていたサブゼミ(自主ゼミ)のこと。駆け出しの大学教員であった当時の僕は、ゼミでの教育指導について試行錯誤を繰り返しており、まだ職階が低くて時間にも余裕があったため、このような教育の場を自ら率先して設けて、受講生を募ったわけである。単位認定と関係のない「やる気」だけで結集しているメンバーで、正規のゼミと比べて人数も少なかった(一桁)ため、非常に濃密な時間を過ごさせてもらった。今日はその番外編1期生3名(Sさん・U君・F君)が15年ぶりに結集した。*1それぞれから近況報告を聞かせてもらったが、みんな本当に人間として立派で、頭が下がる。学生時代にすでに結婚して父親になっていたF君は、息子さんがすでに20歳だそうで、経過した時間の長さを実感する。僕が授業中に話したさりげない一言*2をいまだに覚えてくれていて、教えるという仕事の責任の重さとやりがいの大きさを改めて思い出させてもらった。素晴らしい一夜であった。なかなか別れがたく、結局終電で帰宅する。

【10301】

*1:15年前の同窓会:https://nakcazawa.hatenablog.com/entry/20050818/p2

*2:僕自身はまったく覚えていないが、ミルの「ベンサム論」について講じた際の雑談の一部だった模様。