今年も例によって4回生の多くは12月に入らないと卒論に本腰を入れてくれない。と言うよりも、自分の卒論がどういう状況にあるのかが、12月に入るまで認識できない(したくない?)ようだ。そのため、12月に入ってようやく、面会(個人指導)を希望してきたり、まだ完成から遠い(=OKを出せない)卒論ファイルを送ってきたりするわけだが、僕自身は12月に入ると2・3回生のほうに多くの時間を奪われるようになるので、本当に困ってしまう。「僕を助けると思って、11月中に卒論を終わらせてくれ~」と毎年ひつこいくらい言っているのに、悲しいかな、それを本気で聞いて行動に移してくれた学年はこれまでない。本当にない。先週末から卒論ファイルが届き始めたが、土日はまったく手が付けられず、今日4人分をチェックして返す。他にもやるべき仕事はたくさんあるのだが、卒論チェックに邪魔される。どうして時間のある11月中にやってくれないのだ? 2週間ほど早めに動いてくれるだけで、指導教員は本当に体が楽になるのだが。毎年こんな調子だと、12月に入ってからの指導には特別料金を追加徴収したくなるよなぁ。
5限、20期(2回生)ゼミ。12月19日のディベート大会の本番まで、練習に使える授業は今日を含めて2回だが、今日は「敵を知る」ために肯定側と否定側を入れ替えての練習である。前回に引き続き、今日もゼミ生たちは立論・質疑・最終弁論のすべてにおいて長足の進歩を見せてくれた。しかも、前回までどちらかと言えばやや控え目な立場にいたゼミ生が、今日は前面に出てきたような感じで、学年全体として力をつけているのがわかる。練習はあと1回(12/14の授業)だけだが、本当に本番が楽しみである。ただ、今年は新型コロナの影響でオンライン開催となるので、司会進行(機器の操作を含む)を教員が務めることになっている。果たして自分はうまくやれるのか。ゼミ生よりもむしろ自分のほうが心配である。
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