Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

遠隔授業は…

木曜日は授業3コマだが、5限の経済学説史はすでにオンデマンド動画を作成・配信済なので、今日実際に行った授業は2コマ。2限の大学院と3限の20期(3回生)ゼミをZoomでリアルタイム配信する。対面授業と違って、椅子に座ったまま同じ姿勢で、しかもPC画面を見つめっぱなしなので、心身ともに疲労度大。しかも2限の大学院は英書講読なので、文構造を図示するためにホワイトボードへの板書が不可欠であり、カメラの頻繁な切替操作に気を取られて、それも追加的なストレスになっている。3限を終えた時点ですでにヘトヘト。

しかし実は今日のメインの仕事は、2・3限の授業ではなく、来週月曜5限(4月26日)のワークショップ(1回生向けの入門演習)への対応・準備である。(今週の月曜5限は学部からの指示で休講になった。)明日金曜日は終日授業でほとんど自由がなく、月曜日は午前中に会議、4限に19期(4回生)ゼミで同じくほとんど自由がなく、どうしても今日中に対応・準備をすませておく必要があるのだ。ところが副学部長によれば、その日のための映像教材が届くのが金曜日(明日)の夕方以降になるとのこと。金曜日に終電近くまで残業するのも、土日にその準備だけのために出勤するのも避けたいし、自宅での仕事も難しい環境なので、4月26日のためのメニューを独自に設けて、オンデマンド動画を今日のうちに収録するを決めた。しかし、去年と違い、残りのすべての授業が遠隔方式になることが決まっているわけではなく、状況次第では対面方式に戻るとのことなので、授業スケジュールの組み換えがたいへん難しい。対面・遠隔のどちらになっても対応可能な内容にしなければならない。結局、自己紹介動画の作成・提出を通じてITセンターのファイル便の機能を覚えてもらうことにしたのだが、何ともタイミングの悪いことに、ファイル便の機能を教えようとする動画収録の最中に、肝心のその機能が突如開始された「緊急メンテナンス」のために使えなくなるというまったく想定外のトラブルに巻き込まれた。いくら待ってもなかなか復旧しないし、明日以降に再度収録するのも難しい。帰宅時間が近づき、収録のための時間がなくなってしまったので、結局、収録した動画はそのまま無編集で配信することにし、トラブルについての言い訳めいた文章を追加して説明するという何ともみっともない形に終わった。自分の研究者としての専門性をほとんど活かせない、ホームルームのような授業なので、不完全燃焼は仕方ない。今はとにかく、こちらが多少不格好になろうとも、1回生の不安を少しでも軽くすることが最優先である。

それにしても、しんどい、遠隔授業は。ライブ感重視の僕の肌にはまったく合わない。やはり学生の顔を見ながら、反応を確かめながら、授業をしたい。

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