Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

息切れしながら

もともと学部授業が3コマあり、一週間でいちばんしんどい木曜日である。昨日を臨時休業日にしたため、本来昨日すませておくべきだった今日の授業の予習が終わっておらず、そのため普段より早めに家を出る。大学には9時半前に到着。超特急で5限の予習を進める。

2限、経済学説史。スコットランドとスミスの少年時代について。

3限、22期(3回生)ゼミ。初プレゼン。お題はお馴染みの人生相談「先生を好きになった」。プレゼンター3名は1コマ90分をほぼ完璧に仕切ってくれた。寸劇など随所に工夫が凝らされていた。幸先の良いスタートである。今後の成長が楽しみでならない。ゼミ活動のクオリティという点で、僕の個人(主観)的なトップ3は、9期・14期・19期なのだけれど、22期にはぜひともこれを更新してもらいたい。*1

これまでの「先生を好きになった」の記録。

5限、ワークショップ。全クラス共通メニューであるPC実習の2回目。総務省の統計(エクセルデータ)からグラフを作成させ、それをWordに貼り付け、タイトル・学籍番号・氏名・コメントを付し、添付ファイルとしてメールで送らせる、という課題。作業時間として(「ちょっと長すぎるかも」と思いつつも)45分を与え、院生TAにサポートしてもらえる環境だったにもかかわらず、27名全員(1名欠席)が課題を授業時間内に終えられなかった。去年と違ってWindowsとMacの混合クラスになっていることやPCスキルの個人差の大きさに加えて、教員の指示をきちんと聞かずに適当に操作している学生も少なからずおり、なかなか大変な授業であった。

肺の調子は昨日よりだいぶ良くなり、黙ってじっとしているだけであれば、息苦しさはほとんど感じない。だが、歩いたり話したりすると、まだかなりきつい息切れに襲われる。そのため、歩行速度を普段よりもかなり遅くする必要があった。特にきついのは上りの階段で、手すりをもって一段ずつでないと上れない。駅の階段は言うまでもなく、(AV機器の鍵を取りに)教員控室に行くのにも、経済学説史の講義教室へ行くのにも、階段の上り下りが必要で、この動作が今日いちばんしんどかった。しかし、2限よりも3限、3限よりも5限のほうが、大きな声を出せるようになり、着実に復調していることは間違いない。比喩でなく本当に息切れしながらも、何とか今日一日を乗り切ることができた。

今日の語学の勉強は、太田『ニューエクスプレスプラス ドイツ語』を77ページ(第11課)まで。

【9931】

*1:言うまでもないことだが、1-5期あたりまでは、僕自身の経験不足による指導力の低さが、ゼミ活動のクオリティに大きく影響している。例えば、1期生の多くとは、今でもかなり深い付き合いを続けているが、当時の僕は教師としてあまりに未熟で、ゼミ生の高いポテンシャルを彼らの在学中に十分に引き出すことができなかった。