Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ISUS 2014(3日目)

学会最終日の会場は、横浜国立大学でなく、(横浜港大桟橋にほど近い)横浜市開港記念会館。見てのとおり、たいへん立派な建物である。

中も立派。Keynote Lectureが行われるメインホール(講堂)。

午前中はY崎さん、Stephen、N井さんが報告するセッション(Economic and Political Philosophy from Bentham to Rawls)に参加する。3本ともたいへん興味深い内容。数あるセッションの中で、唯一、内容にしっかりコミットできたかな。

午後のPhilip Schofield氏によるKeynote Lectureでは、かなり気合を入れてリスニングに集中したのだが、ほとんど聞き取れず、疲労困憊しただけ。打ちのめされて、学会本編終了。次回(再来年)の大会はフランスのリール(Lille)にて開催されるとのこと。

学会主催のディナーは船上で。乗船前、横浜港の立派さにびっくり! 同じテーブルで隣席だった千葉大の院生Y沢君*1から、哲学系の院生に対する学会による若手育成のメカニズムの一端を教えてもらい、大いに啓発される。経済学史系はまだまだ遅れている。また、修士院生MRTさんから、同志社の院生指導体制を教えてもらい、これまた大いに啓発される。「どうして同じことが千里山経済でできないのだろう・・・」

今回の学会では(今日の午前以外)ほとんどの報告の内容を聞き取れず、たいへんしんどかった。外国人研究者との交流を深めたかったのに、会話のきっかけすらつかめないまま終わってしまい、試合内容としては惨敗である。今後の課題が数多く残された。

英語を書けない、聞きとれない、話せないのは、そのためのまとまった時間をとって訓練していないのだから、当たり前と言えば当たり前。きちんと意識的に訓練せなあかんよ、ということが今回得た最大の教訓の一つだろう。OJTで知らず知らずに上達する年齢は終わってしまったようだ。このもやもや感は成長著しい優秀な若手に対するルサンチマンなのかな? そうではないと信じたいが。

19日の朝から娘に会っていない。はやく京都に帰って会いたい。

【11813】